イノベーション/DXの推進

当社は、基盤事業の専門性とイノベーション/DXを通じて、業務の最適化や新たな価値創出を目指しています。また、現場従事者の高齢化と入職者の減少による労働力不足、働き方改革による現場作業の削減に対応すべく施工現場での省力化と生産性向上を推進しています。

工事原価のデータベース化

昨今の建設市場において、当社を含む設備工事会社は有限なリソースを踏まえた選別受注の必要性が高まっています。そのため過去の工事データを基に定量的・客観的な分析により収益性の高い工事の選別受注や工事進行中の生産性向上に資するため、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを利用し案件規模別、建物用途別等の区分でデータベース化しています。

ICT(情報通信技術)活用による現場業務の生産性向上

当社はICTの活用を通じて業務の効率化を図るため、2024年度に2D図面の可視化アプリを開発しました。
モバイル・タブレット端末に搭載されているカメラ機能を利用し、事前に取り込んだ2Dの図面をアプリ起動後の画面内に実寸のデータでAR(拡張現実)表示できる仕様となっています。当社では既にモバイル・タブレット端末を業務で利用しており、新たな機器の導入が不要のため、最小限のコストで手軽に利用できます。

図面可視化による施工イメージ

図面可視化による施工イメージ

想定される効果

図面可視化による施工イメージの共有、および現地説明等の容易性の実現

現地におけるダクト、配管の納まり等確認作業の簡易化

図面印刷不要による業務量の低減およびペーパーレス化の実現など

オフサイト施工による現場業務の生産性向上

オフサイト施工は、従来建設現場で行っていた加工や組み立てを工場などのオフサイト(=現場から離れた場所)でプレハブ化、ユニット化することにより、現地での工程と工数を削減し現地施工の生産性向上を図る工法です。
当社は、現在施工中の超高層マンションの施工現場においてオフサイト施工における「ライザー工法」を取り入れています。取り入れるにあたり、施工範囲において工程削減、生産性向上に寄与するプレハブ化、ユニット化を検討しお客さまに提案しています。

工場でのライザー工法用ユニット製作の様子

工場でのライザー工法用ユニット製作の様子

取り入れたことによる効果

ジャストインタイム納入、取り付けによる工期の短縮および作業の平準化

工場での製作による、一貫した品質管理の確保

施工現場での高所作業や危険な環境での作業減少による、労働災害のリスク低減など

快適な環境づくりを目指した研究

当社は、基盤事業である設備工事業を通じて、環境負荷の少ない快適な環境づくりを追求し研究に取り組んでいます。
トイレ内で発生するにおいを効率的に除去することができる「高効率換気システムの開発」、およびトイレ内の臭気物質を特定しアンタゴニスト化合物による感覚的消臭を検討する2つの手法により、トイレ空間の「においの制御手法」に関する研究を5ヶ年計画(2024~2028年度)で進めています。